チキンラーメンは撮り方のアレンジ次第で、オシャレな料理写真に!
みなさん「チキンラーメン」は食べたことはありますか?といっても日本人誰しも食べたことがあるかと思いますが!中国のラストエンペラー・溥儀も、死の間際に「めっちゃチキンラーメン食べたいわー」って言ってたとかなんとか。
そんな「チキンラーメン」を今回はオシャレに撮ってみたいという私欲のもと、メンバーに協力してもらいました。
実際に撮影したチキンラーメンの写真
撮影中に何度も縮れた麺をみては何故チキンラーメンにしてしまったのかと自分を責めましたが、お付き合い頂いたメンバーのお陰で、初回にしてはまずまずではないかと思います。
天国のラストエンペラーもきっと「あっれー?これチキンラーメンなん?」といってることでしょう。
それくらい、ごまかしました。ごまかすことに力を入れたといってもいいでしょう。
撮影をする前の準備と反省点
では、今回の撮影を振り返ってみます。
撮影前にはどのような構図にするかは、ある程度決めておきます。今回は真上から撮ることが決まっていたので、それに合わせて小物などを揃えます。
今回の失敗は写真の右下のグラスです。グラス自体が透明なうえ、飲み物も透明なので何が何に入っているのかすらわかりません・・・。
マグカップにコーヒーなど、わかりやすいものが良いかと思います。
この構図でワインなどを使う際は、いっそボトルを寝かせてボトルごと撮影したほうが絵になります。
背景はホームセンターで板を買って、バーナーで表面を焦がしたあと、金タワシで焦げ目を削って色味を調整しました。安く簡単に作れるので物撮り用の背景として作っておくと重宝するのでオススメです。
ある程度構図が決まったら、料理を置く前にテスト撮影をしておきましょう。
テスト撮影した写真は一度PCに取り込んでディスプレイでみるといいかもしれません。今回はその工程を省たばかりにトリミング後の印象がだいぶ変わってしまいました。
素材を活かした写真であれば、もっと寄った写真のほうがいいかもしれません!
カメラの設定や配置
※写真のレンズは58mmです。
カメラは「Nikon D4s」、レンズは「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」を使用しました。
この日、天気は良かったのですが、撮影時刻が正午前後で太陽が真上にあるため、窓明かりが20cmくらいしか入ってこない状態でした。窓からの光の向きがイマイチだったので、今回はクリップオンストロボを1灯、アンブレラを使って炊きました。
通常料理撮影の場合、背景紙は白を使うことが多いのですが、今回は窓明かりのように撮りたいので、光が回りすぎる白は避けました。
黒を使おうとも思いましたが、トマトの赤みのインパクトを出すために赤い背景紙を選択しました。
写真に写り込んでるアンブレラは稼働していませんが、実際にはこんな感じの設置で、クリップオンストロボの光量は約1/4、アンブレラにデフューザーを装着し光を柔らかくして撮影しました。
カメラの設定はマニュアル、シャッタースピード1/125、F6.3、ISO100 WB5300Kです。
窓明かりの雰囲気を出しつつ、トマトの赤も鮮やかに出ました。
チキンラーメンを物取りするために掛かった費用
商品撮影などの物撮りを自分でするためには実際にどのくらいの費用がかかるのか、今回の撮影に使用した機材や材料や小物などを計算してみようかと思います。
材料
- チキンラーメン 80円
- 卵 100円
- ミニトマト 150円
- 紫たまねぎ 50円
- 水菜 150円
- ローリエ(ローレル) 150円
- ちっちゃいはっぱ 150円
小物類
- 背景の板 600円
- サボテン そこらにあった
- スプーン 1000円
- フォーク 2000円
- お皿 不明
- お箸 1000円くらい
- グラス 7000円くらい
撮影機材
- カメラ:D4s 648,000円
- レンズ:AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED 90,000円
- 赤の背景紙 20,000円
- バック紙スタンド 10,000円
- 照明:やっすいやつ(クリップオンストロボ) 3,000円
- ストロボ用スタンド 8,000円
- アンブレラ 18,000円
結果
このチキンラーメンを撮影するためには「¥809,430」必要ということがわかりました!
「D4s」がかなり戦闘力をあげてます!一眼レフ界のフリーザ様といってもいいでしょう。
今回の反省点を活かして次回はもっと良いものを撮ります!
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